神龍
- 2006/09/16
- 09:09

古いグライダーの歴史を調べていると
伝えていかねばならないと
強く感じるものがあります。
『神龍』という特攻滑空機もその一つです。
これは終戦直前に美津濃(今のミズノ)で作られたグライダーで
火薬ロケットを搭載し、機体には爆弾を搭載していました。
つまり上陸してくる米軍を迎え撃つために
考案されたグライダーなのです。
実際は試験飛行の段階で終戦を迎え、
幸いにも実の用途を全うすることはありませんでした。
以前このブログにも書いたとおり
古いグライダーについて調べております。
しかし『神龍』はその機密性から
情報がなかなかありませんでした。
大村さんに伺ってみたところ
なんと資料をお借りできることに!!
塾航空部誌『積雲』にもあるとおり
三田航空クラブ会長の大村さんは
この『神龍』に乗るための訓練をしておられました。
一部は部室にも寄付していただくことができるとのこと
非常に貴重な資料ばかりなので
みんなで大切にしていきましょう。
建川